「熊本城特別公開第2弾」が6月1日(月)から開始されたので、梅雨の晴れ間を縫って行ってきました。 本来は4月29日より公開の予定でしたが、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、6月1日に延期されていました。地震以来、なかなか行くこともなかった熊本城ですが、ついに間近で観覧できる日が来ました。整理券方式(時間制)なので朝早く出発して9時30分には熊本城へ着き、行列に並ぶことなくスムーズに入場できました。
入口からすぐの階段から、遠くに大天守が見えます。
階段を登ると、特別見学通路の始まりです。 近代感溢れる空中回廊って感じでかっこいいですね!
ヒノキの香り漂う綺麗な通路です。傾斜などもほとんどなく歩きやすいです。
天気も良く、視線を遮るものがないのでとても快適ですが暑いときは熱中症に注意です。
通路を進むと、階段を登る箇所がありますが、エレベーターも用意されています。この先の地下?通路を抜けると本丸広場に到着になります。
数寄屋丸二階大広間の被災です。
建物土台部の石垣が崩壊して、根太が湾曲しているのが分ります。石垣の裏側は大量の玉石混じりの土です。当時は川の土砂などを盛り土に利用したのかもしれません。
こちらの石垣の崩落部はモルタルを吹き付けて保護してあります。石垣下部の富士山のような跡は地震後の崩落土砂で長期にわたって石垣が覆われたため、表面のコケなどが死滅して石本来の色が出てきたそうです。
見事な武者返し「二様の石垣」も真横からはっきり見て取れます。
確か加藤時代の石垣の上に細川時代の石垣が増築されているとか・・・ 石の積み方が少し違うような? 見学通路からだと良く分かります。
大天守も通路から見えてきました。こちらからだと完成しているかに見えますね。
原型をとどめている石垣ですが、良く見ると地震の影響が見てとれます。
石垣のクボミ
石垣の緩み、隙間が開いて武者返しの膨らみが分かります。
熊本城天守、本丸広場に着きました。大天守はほぼ完成のようですが、小天守はまだ足場が取れていません。
重厚な雰囲気の大天守の凛々しい姿が戻り嬉しいです。
望遠で寄ってみると瓦の葺き替え作業中です。この日は30°C超えでしたが暑い中大へんな作業です。
西竹の丸脇五階櫓かな? 違ってたらゴメンナサイ~ 上から見ると全体が良く見えて被災状況が理解しやすいです。
震災被害から復興への道筋の段階が垣間見えてとても興味深い見学でした。熊本のシンボル、復興のシンボルとしての熊本城の姿を間近で見ることができ、そしてその復興が進んでいることが実感できてとても嬉しく思いました。
熊本城特別公開第2弾はこちら⬇️
https://castle.kumamoto-guide.jp/grand-unveiling/