久玉町にある市有林の現場、ここは2年ほど前に小学校建築用材として伐採されたところである。
その市有林へ通じる道路脇に古い石碑を見つけた。
碑文は「造林参百町歩突破記念碑」牛深市長 高橋重博 とある。
伐採した木は50年を越えていたと聞いているので、その頃旧牛深市を挙げて造林に取り組んでいた証である。50年たった今、天草市の新しい小学校の柱や梁になったわけだからありがたいことだ!
場所は久玉町内の原にある選果場手前から少し入ったところにある。
この日は新しい小学校に入る現5年生が山の学習を兼ねて植林体験に来てくれた。
職員から簡単な説明を聞いた後は杉の苗木500本を植林、予め掘っておいた植穴に苗を入れ手で土を寄せて踏み込む作業を繰り返します。1人10本ちょっとを30分ほどで終了
5年生と言えば10才、杉が成長するまであと50年とすればこの子らが60才になるのかな。もちろん私が見届けられる筈もない。長いサイクルの山の仕事だからこそしっかりとした後継者を育てなければ、山を守っていけないだろう。